☆わくわくどきどきヨーロッパ一人旅2☆
4月15日(土)
今日は、Hamburgに行くのだが、その前にシャルロットベルク宮殿を見ようと思いでかける。
地図で確認して地下鉄に乗る。が、まもなく終点に到着してしまった。電車を乗り間違えたのだ。
いったいどこに来てしまったのだろう。駅員さんに電車の路線図を見せて、ここはどこかと尋ねた。一瞬、えっ?という顔をされたが、にこにこしながら教えてくれた。2つ、3つ引き返して正しい電車に乗った。無事に宮殿を見ることができた。
15時頃Hamburgに到着。駅まで友達とそのご主人が迎えに来てくれていた。
夜、ドームという遊園地につれていってもらった。ジェットコースターがすっごくおもしろい。寒かったので、ホット赤ワインを飲んだが、これがとても体が温まっておいしい。
FOTO:遊園地
4月16日(日)
ご主人のお父さんが所有するヨットを手入れするということで、Kielへ行く。
手入れを少し手伝ったが特になにもすることがなくなり、近くのCheppeln(?)という小さくてかわいい町へでかけた。
日本海、太平洋以外の海をこのとき初めて見た。Ostseeはとてもきれいな海だった。FOTO:Kiel
夜、なにやらいかがわしい雰囲気のところに連れて行かれた。ご主人は楽しそうだったが、わたしと友達はあまりうれしくなかった。
4月17日(月)
友達とHamburgの町を観光する。
教会や市庁舎、裁判所などどれもきれいな建物だ。公園の花が寒いにもかかわらず、きれいに咲いていた。
教会の外装は工事中で見られなかった。帰ってから教会の塔には登らなかったとご主人に話したらなんで??と半分怒られた・・・
友達が作ってくれたスパゲティーはとても美味しかった。
4月18日(火)
友達と別れ、Bremenへ。
Bremenの音楽隊で有名なところだが、小さい町だ。音楽隊の像も小さかった。ローラントの巨像はさすがに大きいが・・・
教会のステンドグラスがとてもきれい。
ここのYHで初めてドイツ人と同室になった。もっていた写真を見せたりして、つたないドイツ語で話をした。
すっかり友達気分で住所も教えあい、短い出会いを惜しみながらわかれた。
FOTO:ブレーメンの音楽隊 / ローラントの巨像
/ Schnoor
4月19日(水)
久しぶりにすかっと良い天気。しかし、今日は一日中電車に乗っていなければならない。
今日は、ドイツの北部からいっきにスイスに入るのだ。今回の旅行でどうしても乗ってみたかったICE。
私が乗った電車は最新のもの?だったのか、天井のほうまで窓があって、空まで見えてしまう。
とても開放感があって、それはそれは気持ちのいいものだ。車窓を楽しむには十分のシチュエーションだった。FOTO:ICE
7時間も列車に乗っていたが、いつのまにかBaselについてしまった。
スイスは物価が高い。ジュースを買うのも少しためらうくらいだ。
YHはまあまあきれいだった。
4月20日(木)
今日はスイスからフランスへ日帰り旅行をするつもりだ。
といっても、Baselはスイスとフランスとドイツの国境にある町。駅は三つの国の駅がそれぞれあるくらいだ。
フランスのBasel駅で、ドイツ語でストラスブールに行く列車はこっちかと尋ねるとフランス語でここはフランスだみたいなことを言われた。けっ、むかつく!まったくフランス人は意地悪だ。しかたなく、「ストラスブール??」と言って指であっちかというしぐさをするとうんうんとうなずいてくれた。内心やなやつ!と思いながらもドイツ語で「Danke!」と言ってやった。
FOTO:左・Strasburg
ストラスブールは昔、最後の授業を地でいっていたような町なのだそうで、何度もフランス領になったり、ドイツ領になったりしたらしい。地名もそのたびにストラスブールになったり、シュトラスブルクになったりしたそうだ。ドイツの雰囲気がただよい、木組みの家はほんとにかわいらしい。来てよかったとつくづく思う町だった。
帰りはドイツ経由が早いかと思って、ドイツ経由にした。ところがどっこい、バーデンバーデンで思わぬ時間を食った。しかし、ここは町までも駅からは遠い。なにもない、駅前でぶらぶらと時間をつぶした。
そこから乗った列車がルッツェルンまで行くことがわかって、そのまま乗っていってしまった。スイスに入国するときは、パスポートチェックがある。いかめしい顔つきをした係りの人が私のパスをチェックした。わたしは、そのとき、サングラスをかけていたのであわててはずした。そうしたら、いかめしい顔つきだった人はにっこり笑った。なぁんだ、恐い人かと思ったらそんなことないや。
ヨーロッパ一(?)古いと言われていたカペル橋は数年前に火事になり、今はすっかりきれいに再建されていた。以前の橋を知っていた私は悲しくて涙が出そうになった。
FOTO:右・KapellBruecke
バーゼルへ戻る列車でもパスポートチェックがあった。ふと係りの人を見るとさっきと同じ人だ。いかめしい顔を相変わらずしていたが、私がまた会いましたねと言うと、あぁ、と言ってにっこりしてくれた。
一日楽しんでYHに戻ると大変なことになっていた。わたしの鍵が別の人に渡っていたのだ。ロッカーに荷物を入れているし、困ったと思いながらも今日も泊まることになっていることを一生懸命説明した。別の鍵をとりあえずくれて、部屋に入れた。まもなくすると女の子がわたしの鍵を持ってきてくれて、わたしが仮にもらった鍵と交換した。荷物も問題無くロッカーに入ったままだった。
4月21日(金)
さて、チェックアウトしてまた、オーストリアにはいるぞ、と思いながら、レセプションに鍵を出す。すると、これは君の鍵でないだろうと言われてしまったのだ。昨日の出来事を一生懸命説明するが、なかなか通じなくて、分かってくれない。とにかく、記録に書いてある鍵の番号と違うからこれは困ると言うのだ。ひとたびトラブルが発生すると言葉の壁は大きい。相手もドイツ語と英語をごちゃ混ぜで話してくるので、わたしの方もごちゃ混ぜになってしまった。おまけに、日本語だって混ざっちゃうのだ。
しかし、ここでひるんでいるわけにはいかない。とにかくこれがわたしの鍵だ〜といいはなって、相手に鍵をさしだすと相手もしかたないという顔をしながらやっと受け取ってくれた。ああ、もう、列車に乗り遅れちゃうよ。
外に出るとすっかりそんなことは忘れて、さて、これからチューリッヒに行ってSWATCH買うぞぉ!
列車から見えるチューリッヒ湖もきれいだった。チューリッヒでパンを買うのに悩んでいたらあやうく列車に乗り遅れるところだった。
チューリッヒからフェルトキルヒへの車窓はそれはとても美しかった。
ブレゲンツに到着し、天気もよかったのでしばし散策する。Boden
Seeはとても大きい。ドイツ、スイス、オーストリアの国境にある。湖の向こうはドイツだなぁとか思いながら眺める。
いよいよ、ヨーロッパ一人旅も終わりだ。明日はいよいよウィーンへ戻る。
Pict:Boden See
4月22日(土)
フェルトキルヒの町を少し散策し、列車に乗る。オーストリアの西から東まで結構距離は長い。
最後の車窓を楽しみながらウィーンへ到着する。
下宿のおばあちゃんとおじいちゃんがこころよく私を迎え入れてくれる。
無事に帰ってこられて本当によかった。