☆わたしの留学はこうして始まった・・・☆


Familie Lenz

3月25日(

13時25分、いよいよウィーンへ向けて出発。これから2ヶ月半のウィーン留学が始まる。
飛行機が3時間近くも遅れ、ウィーンへ到着したのは夜9時頃。
到着が遅れたので、下宿先へ空港から意を決して電話する。
その前に自分の言いたいことを心の中でまずまとめ、相手がでると同時に自分の名前と自分の言いたいことをひたすら繰り返した。
3度くらい繰り返したと思う。相手もなにやらどうして遅れたとか駅まで迎えに来てやるとか言っているようだったが、自分の言いたいことがはたして通じたのかどうかわからずとりあえず電話を切る。
駅に着くとおばあちゃんが犬を連れて迎えに来てくれていた。
他に家族はおじいちゃんと猫で、あわせて2人と2匹だった。
24時ころベッドに入り眠る。ひたすら疲れた。
FOTO:Lenz夫妻とルポ

3月26日(

朝、9時半頃目が覚めた。と思ったのだが、今日からサマータイム。1時間消えてしまい、すでに10時半になっていたのだ。雨の中、久しぶりのウィーンをぶらぶらする。絵葉書で見た、Vortifkircheへ行ってみる。とてもきれいな教会だ。

3月27日(月)

明日からドイツ語の授業を受ける。そのための受け付けをしに、大学へ出かける。
簡単な面接と筆記テストでクラス分けされ、わたしはなんとか下から2番目のクラスに入ることになる。
明日からの授業、どんなだろう。ドキドキだ。Frau Pennawer

3月28日(火)

初めての授業。いろいろな国の人たち。先生は感じのいい女の人。日本人の男の人が1人いた。
名古屋にある大学の教授だそうだ。ドイツ語はまだあまりわからないようだったが、授業の後、いろいろお話をして少しほっとした。
大学の学食に行った。変わったエレベータがある。箱が数珠つなぎになったようなもので、つねにぐるぐる回っている。飛び乗り式のエレベータだ。
1つの箱には3人くらいしか乗れない。ちょっと恐かったが無事に乗り降りできた。
学食はさほど安くはないが、結構おいしかった。
FOTO:Pennawer先生

3月29日(水)

雪がゴンゴン降って、雷がガンガンなった。
三月も終わりだというのになかなか寒い。ヨーロッパの春はまだまだ遠いようだ。
日本から持っていった、着物の写真をおじいちゃんに見せたらいろいろ聞かれた。よくわからなくて、すっかり疲れてしまった。Katze

3月30日(木)

ウィンドウショッピングをした。日本では見かけないようなすてきなマントを見つけた。欲しいなぁ。明日買おうかなぁ。と思いつつこのときは買わなかった。
FOTO:下宿先の猫・カティー

Stadlauer3月31日(金)

オペラ「フィガロの結婚」を見た。立見のいい席を確保するべく、2時間前からならんだ。そして、3時間立ってオペラを鑑賞。合計5時間立ちっぱなしはさすがに疲れた。

4月1日(

今日は1日雨。路面電車で郊外に行ったら、散歩するのによさそうなところを発見した。絵:Stadlauer Bruecke
日本でドイツ語を教えてくれていた先生が今はウィーンに住んでいる。その先生に会うために電話する。
明日会うことになったのだが、待ち合わせ場所を決めるのがさあ大変。駅の改札といっても、どちらから来て前とか後ろとかなかなかわからなくて苦労したが、なんとか意志が通じ合い、約束を取り付ける。Herr Kircheis

4月2日(

ひさびさに暖かくて良い天気。
Frau Kircheisとの約束の時間に約束の場所へ行く。しかし、時間になっても先生は来ない。やはり通じていなかったか。
少し遅れて先生はやってきた。単に車を停めるところが見付からなかったとのこと。よかった。会えて。何ヶ月ぶりかな?
ご主人もいっしょに来ていた。まずはウィーンが一望できるところへ連れていってくれた。風は強かったが、景色はとてもよかった。
ここで、強い風という言葉を覚えられた。先生が連発していたので・・・
そして、ホイリゲにつれていってもらった。ホイリゲとは、新種のワインを飲ませる居酒屋だ。食べ物もおいしいし、ワインも安くておいしい。
FOTO:Herr Kircheis

4月3日(月)

4月8日から23日まで、Osternで授業が休みになる。これを利用してドイツなどへ旅行することにした。安いYHを利用しようと思い、予約した。ハンブルクにいる友達にも会いたい。
と思っていたら、友達のご主人(ドイツ人)からこの日の夜電話が入る。日本語も話せるくせにドイツ語で話してくる。いじわる! 家に泊まっていいということだったので、予約したYHをさっそく明日キャンセルすることにした。Kueche

4月4日(火)

日曜日に先生の車にカメラを忘れてしまった。先生は親切にうちの近くまで持ってきてくれた。Praterで待ち合わせて、いっしょにPraterをお話しながら散歩した。先生はわたしのドイツ語のつたなさを知っているので、ゆっくりわかりやすく話してくれた。 しかし、公園をランニングしている人たちを見て、わたしがたくさん人が走っているといったら、先生がおどろいた。
走るはドイツ語でラウヘン、たばこをすうもカタカナで書いてしまえばラウヘン。RとLの発音がおかしかったらしく、先生にはたばこをすっている人がたくさんいる、と聞こえたらしい。私は走る真似をしてもう一度いうと先生は理解したらしく、二人で笑ってしまった。
散歩のあと、Kaffee Konditreiでコーヒーとケーキを食べた。おいしかった。
FOTO:下宿先の台所

4月5日(水)

Kimonoバレー「眠りの森の美女」を見た。
今回は席を確保したので、日本から持っていった着物を着てでかけた。下宿のおばあちゃんはわたしの着物姿にとても感激してくれて、お向かいさんにまで私を見せられてしまった。オペラハウスでも女の人がそばにきて「とてもきれいですね」と声をかけていった。そりゃぁ、着物のことかい?と内心すこしひねくれていたわたしだった。
FOTO::オペラハウスにてMein Zimmer

4月6日(木)

明後日からでかけるため、列車の席を予約した。旅行の最初から座れなかったりしたら、ちょっと先行き不安になってしまうと思ったのだ。
宿題がいっぱいでたので、下宿先でせっせと宿題をした。
FOTO:下宿先の私の部屋

4月7日(金)

下宿の向かいにGasthausがある。Gasthausなので、1階には当然のごとくレストランがあるのだが、今日初めて一人で普通のレストランに入った。出入り口ですれ違ったおじさんが今日は魚がうまかったと教えてくれたが、魚が苦手なので、もう一つの方のランチを頼んだ。
小麦粉を団子にして蒸したようなものに砂糖をまぶしたようなものが山のようにでた。とても不思議な味だった。まずいわけではなかったが、あまりの量の多さに食べきれなかった。スープはとてもおいしかった。このボリュームで48AS(約430円)は破格の安さだ。
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