☆わくわくどきどきヨーロッパ一人旅1☆


Zell am See

4月8日(

いよいよ、ヨーロッパ1人旅へ出発。
8時40分、ウィーン西駅発の列車に乗る。列車の中で食べるようにとおばちゃんがつくってくれた、ホットサンドイッチがたまらなくおいしかった。
13時39分、Zell am Seeに到着。宿を確保しないでここまでやってきてしまった。さて、YHのベッドが空いていなかったらどうしようと思いながら湖のほとりをYHに向かってとぼとぼ歩く。受け付けは夕方からだった。
ベッドは確保でき、4人部屋に1人だったが、後から4人のグループがやってきたので、2人部屋へ移る。
彼らは東南アジアのどこかの国の人たちだった。受け付けのおねえさんにはもちろん区別はつかないので、わたしと彼らに向かって会話できるかと聞いた。わたしは国が違うので、できないと答えた。でも、少しだけ英語で彼らと会話した。
やっぱり英語は必須かと感じる。
外は雪が降りしきっている。明日、駅まで無事に行けるだろうか?少し心配。
FOTO:Zell am SeeのYH & Zell am SeeのカモZell am See2

4月9日(

朝、さいわい雪はやんでいて、さほど積もってもいなかった。
無事に駅までたどりつき、Salzburgへ向けて出発した。
ここのYHも夕方からの受け付けだったので、ミラベル庭園を散歩していた。おじいさんが近寄ってきていっしょに散歩しようといった。さほど気にもせず、いっしょに散歩した。ところが、すこしすると「いっしょにあそぼう」と連発する。あげくのはてに100ASでどうだという。日本円で1000円にも満たない額だ。まったく、このじいさんふざけたことをぬかすんじゃないと思いながらも顔では笑って、「わたしはそろそろ行く」とか言いすてて、その場をさっさと立ち去った。つきとばせばよろよろと倒れてしまいそうなおじいさんだったので、さほど恐いとは思わなかった。
夕方、YHに荷物を置き、カプチーナベルクへ登った。ちょうど向かい側がホーエンザルツブルク城だったので、とてもよい眺めだった。
YHは昨日とはうってかわって、ぼろぼろのベッドでおせじにも美しいと言えるようなところではなかった。
2段ベッドで、上の人が動くたびにぎしぎし音をたて、ゆれた。夜中になんども地震かと思って目が覚めた。
このYHで日本語の上手なシンガポール人と知り合った。日本語と英語と筆談で(相手は中国語がわかったので、漢字が通じる)結構楽しく話しができた。Wallhala

4月10日(月)

今日はいよいよドイツへ入る。まず、ミュンヘンへ向かった。
ここにJTBがあるのだ。もちろん、日本人がいて親切に対応してくれた。ここで、RegensburgとDresdenとBerlinのホテルを手配してもらった。ワールドキャッシュカードでドイツマルクもおろした。このカードなかなか使える。このカードのおかげでホテルの手配も無料でやってもらえた。簡単なアンケートには答えなければならなかったが・・・
ミュンヘンをちょっとだけ懐かしんで、Regensburgへ向かう。
ホテルはこじんまりとしていて部屋にも特別なにもなかったが落ち着ける宿だった。(Hotel Roter Hahn 75DM)
池田理代子の「オルフェウスの窓」の舞台となっていたRegensburg。どうしても一度来てみたかった。Regensburugは小さな町だ。
FOTO:WallhalaNuernberg

4月11日(火)

やはり「オルフェウスの窓」にでてくるヴァルハラへも行ってみたかった。駅でどのバスに乗ればいいか聞いたがなかなか地名が通じなかった。結局、綴ってみせてやっとわかってくれた。Wの発音は難しい。
バスに乗り込むとき行き先を告げ、着いたら教えてくれるように頼んだ。運転手さんは若くてかっこよかった。
ガイドブックにはバスで10分くらいと書いてあったが15分過ぎても着かない。乗客も誰もいなくなってしまった。
心配になって運転手さんの方を見るとわかったのか、もう少しだと教えてくれた。ちょっとほっとした。
結局、20分以上バスに揺られていた。
さあ、ヴァルハラだ。神殿が見たい!と思い、探すとそれらしい建物を発見。わたしはもうすっかり信じてぐるぐる見てまわったり、写真やビデオまで取った。そして満足して、駅の方へ戻る道を少しぶらぶら歩いていった。
途中で遺跡のような建物を発見した。実はこちらがヴァルハラ神殿跡だったのだ。こちらにはいくらか観光客もいた。
よかったぁ、本物が見れて・・・
昼頃Regensburgに戻ったので、さて次はどうしようとガイドブックを見ているとニュルンベルクが近くてよさそうだ。
さっそく列車に飛び乗る。こんなとき、ユーレールパスは威力を発揮する。
ニュルンベルクでは1時間ほどしか時間がとれなかったが、とてもきれいな町だ。駅前にある職人広場はとても気に入った。FOTO:職人広場
ぜひまたゆっくり来たい。夕方、Regensburgにもどり、ソーセージが有名だということなのでRegensburger Wurstが食べられるレストランに行った。そこに日本人らしい男の人が2人いた。「日本の方ですか?」と尋ねると相手も驚いて、「こんなところで日本人に会うとは思わなかった」と答えた。仕事でこちらに来ているサラリーマンだった。彼らはこれから仕事でミュンヘンへ行き、夕食を食べてこちらに戻ってくるのでいっしょに行かないかと誘われたので、ちゃっかり着いていくことにした。
Hofbraeuhaus (恐いもの知らずかもしれない。でも、キャノンにお勤めの人たちだったので信用した。)
ミュンヘンのキャノンの事務所にもいっしょに着いていった。地元の人たち(ドイツ人)ならもう仕事をしていないような時間だったが、さすが日本人、たくさんの人たちが仕事をしていた。突然の訪問者(私)をめずらしそうに見ていた。そりゃぁ、その職場にぜんぜん関係ない人がやってくるなんてことはめったにないだろうから。
彼らの仕事の後、ミュンヘンで有名なビアホールHofbraeuhausへ行き、またまたソーセージをたらふく食べ、ビールをいっぱい飲んだ。とても楽しい1日だった。ホテルには遅くなる旨、電話で知らせておいたが、11時過ぎると言ったらそんなのはぜんぜん遅くないと言われ、安心していた。しかし、戻ってみるとすでにパジャマを着たおじさんがにこにこしながらわたしの部屋の鍵を持ってきてくれた。ちょっと悪かったかな。
FOTO:Hofbraeuhaus

4月12日(水)

10時31分、Regensburgを出発。今日は、Dresdenに向かう。思いのほか遠い。
今日は一日中列車の中だ。
16時06分、やっとDresden中央駅に到着。今日は母の誕生日だったので、駅から電話をかける。
さて、ホテルまではもう少し電車に乗らなければならない。やっと、新市街に到着し、ホテルにたどり着いた。
ホテルの人が部屋まで案内してくれる。階段を登りはじめる。3階に到着。まだ登る。えっ?どこまで登るの?エレベータのないホテルで、わたしの部屋は5階だった。重い荷物をしょって5階までたどり着いたとき、さすがに疲れた。
部屋は1人なのにツインルーム。広くてきれいできもちよい部屋だ。
荷物をおいて、ホテル近辺を散策にでかける。1階まで来て、あっ、カメラを忘れた。とても取りに登る気になれない。
夜、久しぶりに見るテレビが妙にうれしかった。
SemperOper Zwinger
FOTO:左・Semperoper 右・Zwinger
Dresden

4月13日(木)

朝食もなかなかGut!エレベータさえあればいうことなしのホテル。
外はしとしと雨が降っていて、雪でないことがとても不思議なくらい寒い。1日乗車券をフルに活用して、路面電車に乗りまくる。 とにかく寒くて外をゆっくり歩く気になれないのだ。
Semperoperの前に行くと列ができていた。見学できるんだなと思い、わたしも並んだ。英語とドイツ語のガイドがあったが、どちらでもわからないという点でそう大差ないと思い、勉強もかねてドイツ語のガイドについていった。
中はすばらしく美しかった。かなり後になってからわかったことだが、この見学には8DM必要だったのだ。いったいみんないつ料金を支払っていたのだろう。わたしはまったく気づかなかったので、こんなきれいなところを見学してしかも無料だなんてなんていいところなんだろうと単純に思っていた。
マイセンの陶器でできているという壁画もすばらしかった。
FOTO:An der Aussenseite des Langen Ganges
夜はちょっとぜいたく気分でホテルのレストランを利用した。オニオンスープがとってもおいしい。シュニッツェルは大きすぎて食べきれなかった。

4月14日(金)

Berlinに入る。YHを確保していたので、まずは荷物を置きにいき、それから主な観光場所をちょうど通るというバスに乗る。100番のバス。これは大変よい!
さすがにBerlinは大きな町だ。旧西地区から、旧東地区に入ると急に建物が古さを増す。それが、わたしにはまた、趣があり美しく見えた。東と西を分けていた壁はもうないが、ブランデンブルク門を見て、少し感傷にひたる。
結局、100番のバスで2往復もしてしまった。
終点で、運転手さんにこのまま引き返すからこのまま乗っていてもいいかと尋ねている親子がいた。
運転手さんの返事はOKだったので、わたしもそのまま2階建てバスの2階の一番前を確保して座っていた。
夜、ベルリンフィルを聞きに出かける。バッハだったが、聞いたことのない曲だった。
ホールはサントリーホールに似ていた。あたりまえだ。サントリーホールの方が真似をしたのだから・・・
Berlin BrandenburgerTor BerlinOper
FOTO:Kaiser Wilhelm Gedaechtniskirche / Brandenburger Tor / Staatsoper

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