ドイツ:ライプツィッヒ ☆8☆


11月21日(

昨日の夜更かしもなんのその。朝も普通に起きて、ドイツの朝食をいただく。
たくさんの種類のハム。たくさんの種類のジャム。丸くて硬いけどおいしいパン。毎日、こんな朝食を摂っていたら太っちゃいそう。
今日はライプツィッヒに連れていってくれるとのこと。昨年は、町を通りすぎただけで見ることができなかったので楽しみだ。その町には昨日まで、ハラルド(以前の日本でのドイツ語の先生)がいたはず。彼は、日本に戻ってしまったことだろう。ドイツで会ってみたかったものだ。
まず、ハレに向かう。車の中に置きっぱなしにしてしまったペットボトルの中の水はかちんかちんに凍っていた。う〜、寒い。1500km近くもともに旅行してきたレンタカーとも今日でお別れ。ちょっと寂しい。洗車なんて当然していないので最初の面影がないくらい汚れていた。無事、ハレのレンタカー屋さんにたどりつき、チェックイン。
そこからはミヒャエルの車でライプツィッヒに向かう。町に着いて、最初に目に入ってきたのは壮大なニコライ教会。中も見たいと思ったが、ありゃ!? おいていかれそう。あわててみんなの後を追う。寒いのでみんな早足か?
そうして、旧市庁舎の前へとやってきた。大変きれいな市庁舎だ。広場ではクリスマス市が開かれていた。
さてさて、次に訪れたのはトーマス教会。バッハが活躍したことで有名な教会だ。入り口に、今日はコンサートがあるという表示があった。わ〜、聞きたい!と思った。まず、内部を見てまわる。そして、気になるコンサート、グドゥルンに「コンサートあるの?聞きたいなぁ」と言うと「3時からだからあとでまた来ましょう」ということになった。
昨年の秋に訪れたときには工事中で右も左もわからないほど、埃のもうもうとたっていたライプツィッヒの駅。とってもきれいな駅ビルに生まれ変わっていた。これが旧東ドイツの駅!?と思うほど華やかで、東欧の香りはどこにも残念ながら残っていなかった。人々はクリスマス前の買い物を楽しんでいた。どの店もきれいにクリスマスの飾り付けがされている。
ゲーテで有名だというアウアーバッハスケラーで昼食をとる。やっぱり体の大きい人は良く食べるなぁと感心する。私たちは2人で1人前で十分だった。
待ちに待ったコンサートの時間。美しい、合唱の声。教会の中に響きわたる。夕べの夜更かしがちょっときいて、ちょっとうとうとする。ここちよい歌声とパイプオルガンの音。大変、すばらしいものだった。
11月のドイツはすぐに暗くなる。コンサートが終わって外に出るともう薄暗い。私たちはゼネヴィッツへと引き返していった。
なぜかミヒャエルのところには変わった調味料があった。瓶に入った、白醤油を使っただし汁。日本から、醤油と頼まれていたわさびを持っていった。そこで、なにか作ってみようかと提案した。日本の調味料は揃っている。材料は…、そうだ、どこの家庭でも絶対ありそうなジャガイモ、玉ねぎ、肉。…とくれば、そう、肉じゃが!
ミヒャエルと一緒に肉じゃがを作る。ちょっと水の量が多すぎたので、彼らは具の大きなスープのようなものと思ったようだ。おいしそうにつゆまで飲んでいた。

泊:ギーラーさん宅
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