※ 地図は、AVIS HomePage (MapQuest社?)のものです。

ハイデルベルク −> ミルテンベルク -> ヴュルツブルク
999.8 km-> 1104.8 Km -> 1196.8 Km

ドイツ:ハイデルベルク・ミルテンベルク・ヴュルツブルク ☆6☆


Miltenberg

11月19日(木)

朝、目が覚めると外は白銀の世界となっていた。
こりゃ、大変だ!とにもかくにも早くここを立ち去らねば。
朝食をとりに行くと、「いつもはビュッフェなんですけどねぇ、今日はお客様が5人しかいないので個々のサービスにさせていただいてますのよ」とものごしのやわらかなマダムが言う。そういえば、他の客を見ていない。
「寒いわねぇ、雪、降っているわねぇ、息子、大丈夫かしら・・・」とのんきに窓の外を眺めている。
私たちは、ぜんぜんそんなのんびりした気分ではなかった。無事に車で脱出できるだろうか。
Miltenberg
チェックアウト時にあそこは見たの? ここは見たの? と尋ねられたが、見てない、時間がない、雪が降ってきた! と言ったら、忙しい旅行ねぇ、残念ねぇと言われた。確かに・・・。時期が悪かった。
ヴュルツブルクに行くと言ったらミルテンベルクを通って行くといいわよと教えてくれた。私たちも当初、その予定だったが、雪が降っていたので無理そうだと思った。安全そうなアウトバーンで行くことに決め、出発。メイン通りに出てみると意外にも雪はなかった。そこで、Uターンし、ミルテンベルクを目指すことにした。

ミルテンベルクはマイン川の真珠と言われているそうで、ドイツ人に好まれる美しい昔ながらの家並みだということだった。
期待に反せず、美しい町だ。人通りはほとんどなかった。マルクト広場まで行って、戻ってくるときに寒いので、カフェに入った。わたしはグリューワインを飲む。運転手である主人はコーヒーでがまんした。
このカフェがまたとてもよい雰囲気だった。他に客は1組だけで、なにやら店のことをいろいろ聞いている風だった。
Main Fluss
今日はあらかじめ調べておいた、ヴュルツブルクの古城ホテルに泊まってみようと思う。すごく高かったらどうしよう、と思いながら目的のホテルに向かう。非常に狭い、両側にぶどう畑の広がる道をのぼっていくとそのホテルはあった。いつも混んでいるので、予約をした方がよい、とホテルガイドに書いてあったので不安だったが、幸い部屋は空いていた。240DMの部屋が3つあるのでご覧になりますか? と言われた。私たちは喜んで見せてもらった。

最初の部屋は眺めも悪く、部屋も狭い。次の部屋は眺めもまぁまぁで、部屋も広く、古城ホテルの部屋といった感じがした。最後に見せてもらった部屋はさらにその上にあった。3つのなかで一番上の階なので、眺めも良く、部屋もかわいくてそこが一番気に入った。その部屋にしてもらった。
Wuerzburg
荷物が部屋に運び込まれると、まずは部屋の中をぐるぐる見てまわった。洋服ダンスの内側に部屋の料金表がはってあった。その部屋は実は260DM(このホテルで一番高い料金の1つ)だった。ラッキー!(実は次の日はVIPのお客様が泊まると言うくらいの部屋だった)
次はホテルの外から、観察。あまり城、という感じではないが、昔どこかの偉い人が別荘としてつかっていたのかなぁと思うようなこぢんまりした城だ。

夕食はホテルでとることに・・・。なにしろ町までは遠い。私たちはちょっと優雅な気分にひたるべく、衣装替えもしてレストランへと向かった。この日はとにかく贅沢をして、シェフのお薦めコースをいただくことに・・・。ワインを飲みながらシェフご自慢のドイツ料理を食べる。ドイツ料理はうまくないなんていう人もいるが、私はドイツ料理が好き。味もボリュームも雰囲気も大満足だった。

泊:Hotel Schloss Steinburg (240DM)
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