チェコ:プラハ ☆14☆


11月27日(金)

いよいよ、今回の旅最後の街、ウィーンへと向かう。
まずはチェコで2番目に大きい街、ブルノへ。ゆっくり観光できるかと思ったが、地図を自賛するのを忘れて、迷子になってもこまるし、とりあえず、一番にぎやかな通りを選んで、ウィンドゥショッピングをしながら観光する。もちろん、チェコ最後のみやげ買いも忘れずにすませる。チェコで有名な赤い石(なんていうのだったかなぁ)のブローチを双方の母親に購入。みやげ買いも大変だ。
立派な教会が見えていたが、街の中に入り込むと見えなくなり、結局それにはたどりつけなかった。
ウィーンへ向かうべく列車に乗り込む。途中で列車を乗り換えなければならない。しかし、列車はどんどん予定時刻を過ぎて遅れていく。あぁ、どうしよう、もう乗り換えの電車に間に合わない。不安はつのる一方だった。
しかし、この乗り換えるべき列車はこちらの列車と接続することになっていたのか、そちらも遅れたのか、ちゃんと待っていた。冷や汗ものだったが、無事、列車を乗り換え、ウィーンへと向かう。途中、パスポートチェック。
同じコンパートメントに乗っていたオーストリア人と思われる女性のパスポートはちらっと見ただけですぐ返してくれた。しかし、私たちのは1ページづつ丁寧に調べていた。パスコントロールがいなくなると、いきなりその女性がなにか話しかけてきた。わたしは聞き取れなかったので、ドイツ語でなんですって?と聞き返すと、あなた達はオーストリアに入るのにビザが必要なの?と聞かれた。わたしは、いいえ、必要ないです。なぜ、よく調べたのでしょう?と答えた。私は今度は主人に向かって、私たちはビザが必要なのかって聞かれた、と言ったら、なんと、最初に英語で同じ事を聞いていたと言う。なんだぁ、わかっていたなら答えてくれればいいのにと言うと、主人は、だって、君に向かって話しかけていたから、だって…。まったく、もう!
ウィーン南駅に到着した。今夜泊まるホテルはウィーン北駅の近くだ。北駅に行くつもりで乗った列車はなにやらどんどんと町から離れていき、すご〜い田舎に向かっていた。そばにいた人にこの列車は北駅に行くかと尋ねると驚いたように行かないよと答えた。わたしたちはあわてて次の駅で降りた。まわりには何もなく、ただ、駅のホームだけがたたずんでいるような、むしょうに寂しくなる駅だった。戻るべきホームにはそれでもちょうど人が何人かいたので、きっと引き返す列車がまもなく来るに違いないと思った。時刻表を見ると、なんと、1時間に1本しかない。まもなく列車がやってくる時間だった。よかったぁ、こんなところで1時間も待ったら凍えちゃうよ。
無事、北駅に到着し、3年ほど前に主人が泊まったホテルへ。内部が迷子になりそうな作りになっているが、こじんまりしたきれいなホテルなのだ。朝食もよかったと主人が言ったので、FAXでここを予約しておいた。
荷物を部屋におさめ、昨年食べられなかったツンゲ(タンの薫製)を食べるために出かける。北駅のところにピザ屋ができていた。とってもおいしそうだったので、1切れずつ買って食べながらウィーンの中心へと向かう。
今までに何度か行った、ツヴェルフアポステルケラーに入る。ここは昔のカタコンベ(地下墓地)。ちょっと薄気味悪いかもしれないけど、それがいい雰囲気をかもしだしている。メニューにはユーロの価格も載っている。
ワインを飲み、ツンゲを食べ、大満足。帰りにはまた、ピザをもう1切れ買って食べながらホテルに帰った。
よく食べる私たちだ…。

泊:Hotel Adlon
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