ハンガリー:ブダペスト、センテンドレ ☆2☆


SzentendreEki9月22日(月) 路面電車に乗っていると川沿いに屋台の建ち並ぶなにやらおもしろそうなところを発見。路面電車から飛び降りる。
ハンガリー刺繍や民芸品らしきものなどいろいろなお店があった。これはゆっくり見たいと思ったが予定があったので、また来ることにして西駅へ向かう。この駅一見の価値ありと聞いて来てみたが、あちこち工事中でとても残念。

午後からセンテンドレへ行く。HEVで40分ほど。
なんか田舎に来たなぁといった感じだったが、田舎を見に来たのだからぜんぜん文句はない。
中央広場へ向けて歩いていくと、ほっとするような町並みが続いていた。中央広場では年配の男の人たちが美声を披露していた。すてきな歌を聞きながら、カフェでお茶をしながら休憩。
Szentendre いろいろなお店の立ち並ぶ通りをぶらぶら観光して歩く。おみやげによさそうなものがたくさんあったが、荷物が重くなるのを恐れ、見るだけにとどめた。

夕食はあらかじめ紹介してもらったレストランを探してそこに入る。日本では高くてめったに食べられないフォアグラを注文。分厚く切ったフォアグラが3切れもあって、1000円ほどで食べられた。上にホットアップルが乗っていたのがいまいちだったが、別々にしてフォアグラは塩、コショウで食べるととてもグッドだった。
昨日のグーラッシュスープの量で懲りていたので、今日は2人で1つにした。でも、ここは上品だったがやはりおいしい。
FOTO:センテンドレの駅と中央広場KodomoRessha

9月23日(火)

まずはヤーノッシュ山へ向かう。登山列車にゴトゴト揺られ、頂上に到着。木が生い茂っていたので、景色はさほどよくはなかった。ここから、子供たちが経営するという子供鉄道に乗る。オープンタイプの車両に乗ったので、途中からとても寒かったが、子供の車掌さんはとてもかわいかった。

それから先日行った川沿いの屋台の立ち並ぶところへ向かった。手作りの笛屋さんがあると聞いていたのでその店を探す。
いろいろすてきな笛があったが、一番小さいものを購入。吹いてみるが音階は難しい。音はとてもやわらかくいい音だった。

Ichiba 両親をセチェーニ温泉へ連れて行き、私と主人は市場へ向かう。大きな体育館のような(外観は中世ヨーロッパを思わせる)建物の中にたくさんのやさいやくだもの、肉、魚など、おみやげなども売るお店がどっさり詰まっていた。ゆっくり見て歩けば1日でもいられそうな市場だった。

母達を迎えに行き、地下鉄に乗った時、事件は起こった。母が電車の中でアベックに挟まれてしまって身動きがとれなくなった。主人は単にアベックの間に挟まってしまっただけで、もがいている母をおもしろいと思っていたようだ。わたしが気づいた時は母はもう無事に脱出していた。しかし、そのとき側にいた男の人が今の人たちは泥棒だ!なにか盗まれなかったか?と教えてくれたのだ。母のリュックのふたが開いて中が丸見えになっていた。あわてて中を確認したが、幸い盗まれるようなものは入っておらず、なにも盗まれなかった。
母のリュックはお手製で構造が2重になっていたり、固いファスナーがついていたりしたので被害はなかった。おまけに、この時は温泉帰りだったので、湿ったタオルと濡れた水着が入っているくらいのものだった。まぬけな泥棒もリュックに手を入れてさぞかし気持ち悪かったことだろう、と笑っていられるのが幸いだ。
Panzio
今夜は夜行でいっきにドイツへ入る。ペンションに預けておいた荷物を受け取り、暗くてちょっとぶっそうな東駅へ向かう。
予約券を確認して列車に乗り込んだわたしたちは愕然とした。座席車両なのだ。どうも料金が安すぎると思ったがこれでなっとくできた。しかし、わたしは確かに紙にまで書いて寝台車を予約したはずだった。内心、どうしようという気持ちと半分怒りながら、電車から飛び出し、そのへんにいた車掌に「寝台を予約したのになんで座席なんだ!」と精一杯怒ってみた。
車掌さんはなんのことはないという顔で、いま探すからちょっとついてこいというのでついていった。最初の車両ではもういっぱいだと言われた。車掌さんは大丈夫、大丈夫といった顔つきで次の車両に乗り込む。「あぁ、ここここ、ここが開いているよ」と言ってクシェットを確保してくれた。わたしたちは大きな荷物を何両も移動した。でも、とにかく横になれる場所が見付かってよかった。
ほっとしたのか、電車の揺れ加減がちょうどよかったのかわたしはぐっすりと眠った。
主人がパスポートチェックでなんどもたたき起こされていたなんて、両親も私もまったく知らなかったのだ。
FOTO:子供列車のかわいい車掌さん、市場、泊まったペンション


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