オーストリア:ウィーン、そして日本へ・・・ ☆10☆
10月03日(金)
いよいよこの旅行最後の町、ウィーンへ戻る。
2時半ころウィーンへ着き、ホテルを探してもらうため、ケルントナーにあるインフォメーションへ行く。今日、明日で4人で2部屋探していると言ったら、いきなりそんなことは不可能だと言われた。ええっ!?どうして?と思っていると、今日はドイツがファイアタークだと言われ、あぁ、そうだったとやっと思い出した。ドイツが祝日で3連休なのだ。知っていたはずなのに、国が違うのですっかり見落としていた。
インフォメーションセンターの人はそれでも次から次へとホテルに電話をかけて部屋を探してくれた。30軒以上も電話したころやっと部屋が見付かった。ホテルに着いた時には5時になっていた。
到着後、観光する時間が少しはあると思っていたのだが、無理だとあきらめ、近所のスーパーへ買い物に行く。
6時にはかつてのドイツ語の先生、Frau Kircheisが迎えに来てくれることになっていた。道がかなり混んでいたということで、先生は7時くらいに来た。そして、わたしたちはホイリゲヘ行く。
ホイリゲはワイン居酒屋だ。ここでは新種のワインを飲ませてくれる。ちょうどこの時期にしかないモスクも飲んだ。甘くて、単なるぶどうジュースのようだった。先生はご主人が風邪で寝込んでいるにもかかわらず、私たちのために時間を割いてくれた。彼女はわたしのレベルをよく知っているので、本当にわかりやすいドイツ語で楽しく歓談できた。
FOTO:キルハイス先生
10月04日(土)
まずはフローマルクトとナッシュマルクトへ出かける。相変わらずすごい人。おもしろいものがたくさんあったが、欲しい物は見付からなかった。ナッシュマルクトで売っているBoennerはすごくおいしそうで一度食べてみたいと思っていた。シェーンブルン宮殿を見てから食べようと思い、シェーンブルンへ向かう。
ドイツ人らしき人たちがたくさんいる。どうやって区別するかって?ウィーンなまりがないような気がするだけで実際はどうかわからないが・・・
宮殿の中の部屋を40室見学。ベルサイユよりきれいだと思うのはわたしだけか?
庭園だって、こっちの方がきれいだと思う。グロリエッテまで行き、美しいシェーンブルンとウィーンの町並みを見下ろす。
ナッシュマルクトへ戻り、Boennerを買って食べる。すごいボリューム。とってもおいしい。2人で1つでお腹いっぱいになった。
朝から立ちっぱなしで疲れたので、カフェに入り、初めてアイスカフェを注文する。日本のコーヒーフロートのようなものに生クリームがたくさんのっている。コーヒーの苦さとアイスクリームの甘さが絶妙でとてもおいしかった。
3時くらいから5時まで、今日が最後なのでお土産を買わねばと、土産買いに走り回った。
ウィーンに着いた日に会えなかった下宿のおばあちゃんにもう一度会いに行った。チャイムを鳴らすと懐かしいおばあちゃんが出てきた。わたしの顔を見て「誰だ?」と言った。そういいながら、「まぁ、入れ入れ、今思い出すから」と私を家に招きいれる。中に入ると質問攻めにあう。「なんでウィーンに来た?」とか「独りで来たのか?」とか、わたしが2年前にここに住んでいたというと「写真くれたか?」と聞かれたので、着物着てる写真あげたじゃないかと答えると塞き止められていた記憶が滝のようによみがえってきたのか、おばあちゃんはわたしの主人のことなども思い出してくれた。
そして、今度来る時はちゃんと連絡しろ!と言われてしまった。当然だと思ったが、電話はやはり恐くてできなかったのだ。でも、思い出してくれてよかった。
ほんの15分か20分の再会でわたしはLenz宅をあとにした。
昨日行ったホイリゲは騒がしすぎたので、主人がもう一度ホイリゲに行きたいということで、2年前に行ったホイリゲで夕食。ここでありついたZungeのおいしかったこと。Neustifft am Waldeはあまり観光客が押しかけて来ないので、落ち着いて最後の夜を過ごすことができた。
FOTO:ドナウ川・シェーンブルン宮殿・ホイリゲ
10月05日(日)
長いように思っていた旅行も結局、あっというまに終わり今日はとうとう日本へ帰らなければならない。飛行機嫌いの私はもう少しここに留まっていたい気持ちだった。
北駅のところにあるスーパーで残っているお金でチョコなどを買い込んだ。
駅のところに日本で言う100円ショップのような(20シリングショップだったが)あって、台湾製のたまごっちを1500円程度で売っていた。
2時間前にチェックインしたにもかかわらず、禁煙席は3席しか残っていなかった。
飛行機は時間どおりに日本へ向けて出発した。
10月06日(月)
朝、8時日本へ無事着陸。車で家路へ着く。
11時頃家に到着し、さっそく洗濯に取り掛かったのだった。
お・し・ま・い!
ここまで、読んでくださったあなた、本当にありがとうございました。
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