1996.6.26〜27 ナポリ ・ ポンペイ ・ フィレンツェ
6月26日(水)
ローマからナポリ・ポンペイへ日帰りツアー。
天気が良くて暑い。「ナポリを見て死ね」という名言があるが、わたしは新たに「ナポリは見なくても死ねる」という名言(!?)を作った。
どんなに美しいところだろう・・・と期待が大きかっただけに、別にどうということのない町、ごみの浮いている海を見て本当にがっかりした。
それに比べてポンペイの遺跡は感激ものだった。
西暦79年8月24日に火山爆発が起きた。
10mも積もった火山灰に活気だっていた一つの町は埋もれた。そして長い年月がながれ、19世紀になって、その発掘が行われた。
長い間眠り続けた町がまた地上に現れたのだ。2000年近くも前のローマ風呂。商店の跡。車(馬車)止めの石。どの一つを見ても私たちを不思議な世界に連れていってくれる。劇場だってあるのだ。
FOTO:ポンペイ
FOTO:アルノー川
6月27日(木)
ローマからフィレンツェへ。
太陽の道をひた走る。音楽好きの人なら多分ご存知のアッピア街道を横切りひたすら走る。
イタリアの高速は100Km/h制限なので、スピードはさほどでもないが、ずっと、ず〜っと続くひまわり畑がどんどん流れていく。
黄色い絨毯を敷き詰めたようにきれいだ。このツアーで使ってるバスはボルボ。なんとなくすごい。ぶつかったって壊れないぞっていう感じ。
皆さん、お年寄りなのに本当に元気。なんてったって、このツアー参加者で私が一番しかもだんとつで若いんですから。
ツアコンさんはもっともっと若かったけど。若くてかわいいのに、しっかりしていてとても便りになるツアコンさんだ。
さて、フィレンツェでも目一杯観光。
ウフィッツィ美術館、ドゥオモ、ベッキオ宮殿やベッキオ橋(変な名前の橋!別居橋とか言って夫婦では渡らない方がいいなんていう冗談も飛び交っていた)、ミケランジェロ広場からのフィレンツェの眺めは美しかった。
ウフィッツィとはもともと事務所のような意味で、昔事務所として使われていた建物を美術館にしてこの名前がついたそうだ。しかし、事務所にしては大きすぎて、わたしならこんなところに勤めていたら、きっと毎日事務所で迷子になってしまうことだろう・・・
ベッキオ橋は変わった作りの橋で、橋そのものが建物のようになっている。両側には店が建ち並び、人々は橋の上でショッピングを楽しんだりするのだ。
FOTO:右:ドゥオモ、左:ベッキオ橋
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