1996.7.4〜7 パリ (フランス) ・ 帰国

7月04日(木)

早朝、ジュネーブ駅へ向かう。ここからパリへ向かうのだ。フランス新幹線TGVに乗る。TGVに乗ることにあこがれている人が多いので、わたしもかなり期待していた。
しかし、こんなに見事に期待を裏切ってくれるなんて!そりゃぁ、世界一早いかもしれない。でも乗っていればそんなことはたいしてわからない。まず、問題なのは電車が美しくないこと。やっぱりフランス人は冷たかったこと。

Berusaiyu ツアコンさんはまた喧嘩をふっかけていた。わたしのせいなんだけど。みなさん、気をつけてください。TGVでスイスフランは通用しませんよ。フランスフランか米ドル。わたしはスイスフランしか持ってなくてコーヒーが飲めないよ〜って言ったばかりにツアコンさんがコーヒー売りのおねえさんに喧嘩をふっかけてしまったのだ。
結局、米ドルを持っていたツアコンさんは米ドルを叩き付けて、これなら文句あるめぇ!といった感じでコーヒーを買ってわたしにごちそうしてくれた。ウルウル;_; ありがとう。

英語でまくしたてているツアコンさんを見ると本当に頼もしい!?
Berusaiyu2 そんな、こんなしているうちにパリに着いた。
午後からベルサイユ宮殿へ。
パリは2度目だったが、ベルサイユは初めてだったので、これまた結構期待していた。でもやっぱりあまり期待どおりではなかった。それはまぁ、確かに美しい建物だった。内部も宮殿なんだからそれなりに美しかった。でも、私はウィーンのシェーンブルン宮殿の方が美しいと思った。特に庭はシェーンブルンの方が美しいだろう。

夜、エスカルゴというものを初めて食べた。ガーリックがよく効いていておいしい。エスカルゴ自身にはそんなに特別味はないようだ。

FOTO:ベルサイユ宮殿
Efferu-tou

7月05日(金)

今日は1日パリ市内観光となっているが、朝からルーブル美術館に行くつもりだった。ところが、パリの美術館が今日に限ってストライキで全部お休みになってしまった。前回来た時は定休日だったし、どうもわたしは美術館に嫌われているようだ。

父も私もパリには来たことがあるので、ツアーから離れてパリ観光をすることにした。母はツアーに疲れていたようでうれしそうだった。3人でパリ市内へ出かける。まず、パリ市内交通乗り放題券を購入することに。駅の窓口で「スリー ワンディズチケッツ プリーズ」と言ったが通じなかった。どうも私たちが3人いるということに気づいていなくて、わたしが切符を3枚欲しいと言っているのがわからなかったようだ。何度か「スリー」と言ってもなかなかわかってくれない。不思議そうな顔で私を見るのだ。両親がどうしたのかな?と側に寄ってきた。わたしの両親を認識した係りの人はあぁ、という顔をしてやっと切符を3枚用意してくれた。どうせわたしの英語なんて通じないよ!ビェビェ;_;

1日券を持って改札を通ろうとした時誰かが後ろから押してくる。なんだ?と思って後ろを見ると知らない男の人がちゃっかり私といっしょに改札を通りぬけていった。スゴ!
パリは雨だったが、まずはエッフェル塔を見て、凱旋門を見て・・・。とりあえず有名所を母に見せた。昼には地元の人たちでにぎわっているレストランに入った。もちろんメニューなんてわからない。ランチのコースになっていて、好きなものをそれぞれ選ぶようになっていた。わたしたちはオードブルらしきものから3品、メインらしきものからも3品選び、デザートだけは見て選んだ。
レストランの人がおもしろそうに、「オー、バラエティー」と言っていった。

いろいろなものがでてきてどれもとてもおいしい。このツアーの食事ははっきり言って最悪だったので、私たちにとってこの食事がこの旅行での最高のものとなった。母もなんだか生き返ったような気がすると言っていた。食べきれないほどでてきて一人2000円程だった。
午後も雨の中を歩き回り、デパートでおみやげを見繕って、買った。歩き回って疲れてしまったので、最後に行こうと思っていたモンマルトルの丘には行けなかった。

ホテルのとなりにあるスーパーで残ったお金を使いきるためにハーブティーやチョコレートクリームを買った。こうして最後の1日が終わった。

7月06日(

これから飛行機を乗り継ぎ乗り継ぎ、日本へ向かう。まず、ロンドンへ。
そしてロンドンからなぜか関西国際空港へ。

7月07日(

関空で待つこと3時間。まぁ、2度と来ることもないだろうと思い、空港見学をするが、疲れていたので、ほとんど休んでいた。しかし、意外に安かった、ジョッキのビールを飲み、偶然行われていた結婚式を見た。
やっと羽田に到着。主人の迎えにより、自宅へ。疲れたぁ・・・・

お・し・ま・い!


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